倭人伝の里程解読完結編


 以前から里程解読を投稿しましたが、「投馬国への水行二十日は帯方郡から」という論理がうまく説明できていませんでした。ようやく、私自身が腑に落ちる説明ができましたので再度投稿します。

陳寿は前漢書の書式を基礎に里程構成要素の「あり、なし」による暗号のような法則を作っています。その暗号を解くことによって倭人伝の里程にある国々の位置関係が明確になってきます。ただし、方向は旅人や船が出発するときに向かう方向で、国から国への方向ではありません。
☆倭人伝の里程(紹興本)
①従(帯方)郡至倭、循海岸水行、歴韓国、乍南乍東、到其北岸狗邪韓国、七千余里
②始度一海、