〝アン・デア・ウィーン劇場の新シーズンは最古の音楽劇で〟

 アン・デア・ウィーン劇場の新シーズンが、新制作のカヴァリエーリ『魂と肉体の劇』で開幕した。
 1600年頃にローマで成立したこの作品は、現存し、出版された最古の音楽劇である。同劇場が2006年にオペラ専用劇場として再オープンして以来、16年間にわたってロラン・ガイアーが監督を務めてきたが、彼の任期を締めくくるシーズンが、オペラの「誕生」(ガイアー)ともいえる作品とともに始まったのである。

「人生とは何か?」「人生において大切なのは何か?」という問いへの答えを求めて、現代人の装いをした魂(アネット・フリッチュ)と肉体(ダニエル・シュムッツハルト)が、守