11月2~11日、オペラ・コミック座でフィリップ・エルサンの委嘱新作オペラ『稲妻』が初演された。
エルサンは1948年生まれのフランスの作曲家で、調性感と繰り返されつつ変化する短いモティーフやアルペッジョが心地よく、耳馴染みのいい作品が多い。オペラはこれが3作目。
近年の他のオペラ・コミック座の新作オペラ同様、先にフランスの作家ジャン・エシューノーズに依頼があり、彼の同タイトルの小説をもとにオペラの台本が書かれることに決まった後、エルサンが作曲を引き受けた。
小説『稲妻』は19世紀末のニューヨークに渡り活躍した天才電気技師・発明家ニコラ・テラス
- 拍手
- コメント
- 0