11月10~19日には、シャンゼリゼ劇場でチャイコフスキーの『エフゲニー・オネーギン』の新制作上演が行われた。演出はステファン・ブランシュヴェーグ。1992年よりチェーホフをはじめとしたロシア演劇の演出をよく手掛けてきた。
舞台は一面、若さと夢を象徴する緑の芝生で、少女タチアナの夢の広がる場=本が散らばっている。
ブランシュヴェーグは、チャイコフスキーが当初構想したように、小さな劇場での室内オペラ、親密でひそやかな舞台をイメージしたとのこと。芝生と壁以外は、最小限の椅子とテーブルのみの舞台セット。
それによって存在が際立たせられたタチアナの白い
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