〝ドゥダメル&国立歌劇場の『トゥーランドット』〟

 フランスではオミクロン株による感染が増加しているが、現在のところ、ダンス・フロアのあるナイト・クラブ以外、特に営業の制約はない。ただ、オペラヤバレエなどの催しでも、出演者の感染による様々な変更が出ている。

 12月13~21日のオペラ・コミック座のグノー『ロメオとジュリエット』新制作公演(エリック・リュフ演出、ロラン・カンペローヌ指揮)でも初日直前の2人の主役、ジャン=フランソワ・ボラスとジュリー・フックスの陽性が確認されたが、急遽代役に立ったペネ・パティ、ペリーヌ・マドゥーフの見事な歌唱と演技のおかげで舞台が成功したと報じられている。

 同時期、