「騎士団長殺し」読後感(未読者注意)

こんにちは。

正直言って、あんまり「こなかった」。

春樹さんの作品にここまでこなかったのは、初めてです。

冒頭から続く傷心旅行の長いページ数。果たしてここまでページ数を割く必要があったのか?

絵画の制作過程は、春樹さんの小説作成過程にオーバーラップするところは面白みを与えるものの、これでもかと繰り返されるその描写は飽きをこちらに与えてしまいます。

他の風景描写、穴の描写、人物描写、絵画描写ももういいと言っていいくらいの繰り返し。

主人公は、一定の箇所にとどまり移動が少なく、他登場人物の出入りに終始。第2部後半にようやく「動き」が見られ、そのま