29.ベルギー第二の都市、アントワープ

昼食後に「北のヴェネツィア」と呼ばれるブルージュを後にしてアントワープへ。
 アントワープはアントウェルペンの英語名で、フランス語ではアンヴェルスというのだそうだ。
 スヘルデ川の河岸に土砂が堆積して、その河畔に誕生した町からアントワープは「堆積土による土手」の古語に由来するという。しかし、どの本を見ても、ブラボーの伝説の方が有名で、アンチゴノスという巨人がスヘルデ川を行き来する船舶を襲って運行を妨げていたのを、後に初代ブラバント公(ブラバントもブラボーからきている)となる、カエサル一族に連なるローマ軍の隊長シルヴィウス・ブラボーがアンチゴノスを退治して