いつもの場所で

昨日は飲み会。

その後早々にいつものスナックにひとりで向かう。

そう、彼に会うために。

行けるかどうか解りませんが・・・との事だったが
かまわず「来れたら来てね」と伝えて。

朝からの晴天が嘘のように雪が降り積もる。
歩道の雪は普通の靴では埋まりそう。
着ているコートの肩にもたちまち雪が積もっている。

「こんな悪天候の日に彼を呼び出したのは失敗だったかなぁ」

きっと彼のことだから、こんな悪天候の中でも
雪を掻き分け必ず来てくれるだろう。

私は最初から確信していた。

先に着いたのは私。
彼はまだ来ていない。

お店の人には「この前の彼が後から