「お正月は大嫌い!」だったけど・・・

義父が生きていた頃の正月から比べると、訪れる親戚も少なくなり、その接待の準備もなくなり、家族の為だけにこさえる料理は気楽で格好を付けなくていいので、かなり手抜きである。

 同居以来、義母から台所を任され、食に関する事は全て
私の役目。正月料理も料理本片手に見よう見まねでこさえてきた。親戚の人はそれを義母が作ったものと勘違いして、
「カズさん、ほら〜お義母さんの料理、教えて貰わなくっちゃね〜」と感心してくれたりして、心の中で「してやったり!」
と思ったこともあった。「いいえ、これ全部私が・・」とも
言えなかったし、義母もそれを否定もしなかったから。