前進座 五重塔。

二年ほど前から参加している名古屋演劇鑑賞会7月例会に行って来ました。今回は前進座の公演で幸田露伴原作の「五重塔」
前進座は来年創立80周年を迎えますが、45年前に初演された作品。
嵐圭史演ずる流れ大工十兵衛が主人公、その親方を藤川矢之輔が演じ、この二人を中心に話しが展開されます。
新しく建てられる五重塔を巡って、親方が頭領として請け負う話しが進む中、子方の十兵衛が頭領をやりたいという。
寺の聖人様の裁定で十兵衛が頭領に決まる。
このいきさつを巡って職人の心意気と夫婦の絆を絡み合わせた
前進座お得意の人情ものでした。
観客は還暦越えの人が多数を占め、所々、