誤解される日本文

誤解がひきだされる日本文である。

「自分の郷里を地図上で探してみて、ああ赤(65歳以上の人口の割合が50%以上の地区)ではないな、とホッとしたりもする」の文が引っかかる。
読売新聞「9月20日付 編集手帳」の記事である。

なぜ「ホッとしたりもする」のか。
「自分の郷里」に65歳以上の人が多いと嫌なので「ホッとしたりもする」と解釈できる。
“65歳以上の人が多いのは嫌な場所”。“65歳以上の人は嫌”の意識が「編集手帳」書き手のこころの底にあると理解するのはひねくれた見方であろうか。

この理解がひねくれていなければ、この理解が的をえていれば、「日本経済