ボタンの掛け違い

私は、生来、言葉に毒を持っているらしい。

自分では全く気が付かない所で、もちろん
そんな気は全くないのに、相手を追い詰めたり、
責めているように感じさせたりするようである。

ちょっと呟いた言葉によって、相手を不快にする。
こんな悲しいことはない。

「ボタンを掛け違える。」
そのままにしておくと、大切な人を失い兼ねない。

「そんなに追い詰めないで。」
[何か責められているようだよ。」

そんな気持ちを持っていない私は驚いてしまう。
そして、何が相手をそんな気持ちにさせたのか、咄嗟に
考える。

そして、謝る「ごめんなさい。」

私の心の奥底に潜んで