田舎暮らしの夢(水彩画)

現役を退職したら生まれ育った故郷宮崎で、のんびり暮らす夢を持っていた。こちらの家は息子に住まわせて、好きな絵や、食べるくらいの畑を耕し老いた母と一緒に暮らしたかった。
折をみてこの話を家内にしたが、家内は反対した。
「私の生活基盤はもうこちらに出来てしまっているし、子供もは横須賀が故郷よ」と反論される。
そんな時、母も逝ってしまった。もう、故郷には両親も兄弟姉妹も居なくなってしまった。
田舎は確かに素晴らしく夢もあるが、安易な気持ちだけでは実現しない。
その地域社会への共存するためへの義務負担も考えて、慎重に検討する必要もあろう。
例え自分の故郷と言えど