明けない夜のリグレット

目を閉じて

あの日の事を思い出していた


すれ違う言葉と気持ち

台本には無かった台詞

傍観者のように口に出た刃


「バカだよな」って

観客がいたなら嘲笑っただろう




考え始めたら

余計な事ばかりが浮かぶ


ふとため息をつく

何を後悔している?

呟くように自分に問いかける


時が経てば

何も無かった事に出来るはずだったのかい?




ただ意地を張って

ただ素直になれなくて


困らせるだけの言葉

ただいくつも探していた

そんな事の意味も ただ分からずに


あの人の涙が

ボクを縛りつけている 今も




月の光が