幼子

比較的暖かい師走のスタ−トである。

片付けものをしていたら、「短歌」の
走り書きが出てきた。

「短歌」と呼ぶような代物ではない。
昔、俳句を教えていただいた先生が
   俳句は写真
   短歌は音楽
と、教えてくださった。

今でもその時の情景が現れてくる。

一生懸命子育てをしている幼い母親の自分に
再会したような、そんな気持ちを抱いた。

ほとんどが子供の事を詠んだものであった。

    みどり児の 寝息確かめ 見る夢も
    又みどり児の 笑顔なりけり

    幼子の 後姿を 送りつつ
    無事の帰りを 願うなりけり

    山道の