隣の可愛そうなワンちゃん(水彩画)

隣の住人は老夫婦、若夫婦と子供2人の6人世態である。
そこに白いワンちゃんがくわわった。
私の家と4Mの道路を挟んで隣である。毎日、ワンちゃんの愛らしい様子を眺めるのが日課になった。
しかし、庭に犬小屋があり、そこで食事は与えてあるが、散歩に連れ出した事を一度も見た事がない。
私が声をかけると尾っぽを振って何かかまって欲しい仕草を見せる。
ある強風の日、犬小屋が風に煽られ、ころころと転げている。
ワンちゃんは犬小屋に鎖で繋がれているので一緒に引っ張られている。悲しい声で必死に引き戻している。
住人に声をかけて大事には至らなかった。
それからも、ワンちゃん