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よくあるご質問

【 今では流行らないヤセ我慢… 】…天然生活( 其の140 )

…雪がチラチラと降っている
木々の細い枝々に積もった雪が薄墨色の空を少し明るくする
雪国に育った者は誰でも雪が幼い頃を思い出させてくれる

当時の厳冬の暮らしは
決して楽しいものでは無いのに…
思い出となると雪洞(かまくら)の灯火のように温かい

今は、古希ぐらいで爺振ると…
「日野原先生を見なさい!」と叱られるが…(^^
師走ともなると、思わず昔を振り返りたくなる

心の故郷を思い出すと…
昔は誰でも何時でも我慢して生きていたものだ
あらゆる事に我慢するのが普通の生活だった

暑さ寒さにも…
食べ物にも…
愛情にも…

足りないものを有るが如くに振舞い
心の闇の中に仕舞い込んで平然と生きる…
其れが一人前の大人の持つ矜持だった

ほんの希に善き事があっても
いつ迄も続く筈がない事を知っていた
若き我れも知っていた…

昔々…
こんな詩を書いたことがある

  家族三人
  丸い裸電球の下
  こそこそと身を寄せて
  外は粉雪…

  チキショウ

  なんて悲しいんだろう
  この三人家族の暖かさ
  そこだけがボーッと明るく
  今にも消えそうな灯火

人間の幸せの儚さをしみじみ思っていたのである
普段の何気ない生活の中に…
存在の悲しみが通奏低音の如く流れているのである

今は…
誰が云ったか知らないが
「楽しくなければ仕事じゃない」
…等と云うフレーズに踊らされて
少し酷い仕事に音を上げるそうだ…

例外を除けば…
世の中は豊かさで満ちており
我々は豊かさに溺れて脆弱になり
満たされぬものを探して不満を増長させ
外に向かって叫ぶことが権利だと云うものの
雪雲に跳ね返って虚しく消え去るだけだ…

俗に“ 満つれば欠くるは世の習い ”と云う
当分の間は欠ける事が続くであろう…
脆弱になった心身を鍛える好チャンスである

今年ももう少しで終わるのだ…
それにしても、無為徒食で一年を生かされてきた事に感謝しない訳にはいかない

どうやら明日は小春日和になりそうだ
日溜まりのうたた寝が楽しみだ…。

(2010/12/16…14;36)

カテゴリ:日常・住まい

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