【 今では流行らないヤセ我慢… 】…天然生活( 其の140 )

…雪がチラチラと降っている
木々の細い枝々に積もった雪が薄墨色の空を少し明るくする
雪国に育った者は誰でも雪が幼い頃を思い出させてくれる

当時の厳冬の暮らしは
決して楽しいものでは無いのに…
思い出となると雪洞(かまくら)の灯火のように温かい

今は、古希ぐらいで爺振ると…
「日野原先生を見なさい!」と叱られるが…(^^
師走ともなると、思わず昔を振り返りたくなる

心の故郷を思い出すと…
昔は誰でも何時でも我慢して生きていたものだ
あらゆる事に我慢するのが普通の生活だった

暑さ寒さにも…
食べ物にも…
愛情にも…

足りないものを有るが如くに振舞い