お正月の風景には、お餅が付き物である。
初めて横浜に来た時、正月料理に出されたお餅を見て驚いた。
全てが長方形に切ってあるのだ。
焼いて食べる餅も、お雑煮の餅も全て長方形の餅である。
私が宮崎にいる頃は、どの家庭でも餅つきして作る御餅は、丸い形をしたお餅である。
この形の違いは、どの地域から違ってきているのであろう。
また、現在、宮崎では、今でも丸い餅を食べているのか否か調べてない。
どうも、関東の生活が５０年間続いてしまうと、長方形の餅が食べやすく、これが標準の餅であるような気持ちになっている。

絵　「三浦市和田にて」

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