ここ数日あまりなったことのないビジネス用携帯電話の
着信メロディーが流れている。
とってみると、取引先の女性スタッフだった。
「○○の△△ですが」
と言ったとたんに、大きな泣き声。
驚いて、
「どうされました。何があった?」
と、慌てて言った。
泣きじゃくりながら、
「このたびは、奥様が・・・」
とお悔やみの電話だった。
家内の葬儀は、ビジネスのお付き合い関係には、
お知らせしないで行ったので、
おそらく彼女は、
今日、家内が亡くなったことを知ったのだろう。
家内とは、一度か二度しか会ったことのない方だ。
「ありがとう。大丈夫だよ」
と言うの