「くじけないで」  柴田トヨ

二泊三日、
にぎやかな激励をしてくれた息子夫婦と
孫たちは、夕方帰っていった。

ひと時、
一人暮らしのわびしさを忘れられたが、
忙しいあしかけ三日間だった。

少し疲れて、二時間ほど昼寝をした。

先日買っておいた
柴田トヨさんの詩集「くじけないで」を
読もうとしたら、
高校三年の孫は、この間に読んでしまったのだろう。

「あいりの好きな詩」
とメモが三枚はさんである。



私 ?


ベッドのまくら元に

いつも置いてある物

小さいラジオ 薬の袋

詩を書くための

ノートとエンピツ

壁の所にはカレンダー

日付の下に

訪れてくれる

ヘルパ