<ケルトの叡智、樹の暦>

ケルト創世記によれば、人は神が樹から創られた生き物で、女性はナナカマドから、男性はハンの樹から生まれたと記されていると言う。

 ケルト氏族は樹木への親近感と畏敬を持って、樫の樹の息子達、イチイの樹の息子達等と特定の種類の樹を名前にして名乗った例も在った様だ。
 ケルト族は創造性を与えてくれる生きた意識体として樹木を愛し、生き方の道標を示す導き役として樹木を畏敬し祀った。
 そして、一文字ごとに木の種類を象徴する言語、オーガムを創造し、石版や木片に情報を記した。

 この木のアルファベットは神聖な教えを守り継承していく為の暗号で、読む人は25の線文字の一