春はあけぼの(水彩画)

「春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて紫だちたる雲のたなびくたる、いとおかし」
清少納言の枕草子の一節である。
高校3年の時、国語の授業で習った。国語嫌いの私が、この一節だけは不思議と頭に残っているのである。
それだけ、寒い冬から春の季節を待ち焦がれていたのかも知れない。
2月中旬で、まだまだ春は遠いが、何か春の匂いを感じてしまう。土の中の草花も顔を出してはくれないけれど、土の色は春を感じる。
何時も思ってやれない事を今年は絶対やってみたい。
それは桜の花の風景を描いてない事である。何時も描こうと思っていても葉桜の風景になっていた。