書けなくなった

あの未曾有の大地震から一週間余りが
過ぎた。
あまりに凄まじい現実に、衝撃が大きくて
言葉が出て来ない。

何を書いても嘘っぽくて、薄っぺらで情ない
自分がそこにいる。
そして、何にも書けなくなった。


目を瞑って開けたら夢だったらどんなに良い
だろう。
十日前はいつもと同じように、いつもの時間を
過ごしていた被災者の方々。
できるなら十日前に時間を戻してあげたい。

それにしても東北の方々の素晴らしさに驚いた。
粘り強く、忍耐強く、秩序正しく、礼儀をわきまえ
ともに譲り合い助け合う姿。
日本人ってこんなにすごいんだ。
世界中の人々が称賛していた。