爺をからかう通行人(水彩画)

私が勤務している有料道路は、普通車が百円である。
ここの所のガソリン不足で車両の通行料も激減している。それでも、ガソリンスタンドが、開店し始めるにしたがって、通行量も少しは回復してきた。
昨日、1台の高級車が私のブースに入ってきた。年齢は30歳くらいの男性で横に恋人らしい女性を乗せていた。
「今日は、百円頂きます」と挨拶をすると「俺東京から来たんだけど、お金忘れてきたんだ」言う。「百円もお持ちでないですか」と聞くと一銭もないと言う。
私は、最終的には私が立て替えれば済む事だと思って、もう少し質問した。
「車のどこかに置いてないですか」、「お嬢さん貴方はお