1956年のいわゆるミニシアター系での大ヒット映画と知る。
免罪事件を扱った映画だから、見ていても辛い。
最後のセリフ「まだ最高裁があるんだ」という絶叫は、その年の流行語になったとも知った。
これは、正義が世の中にきちんと伝えられたという証。
少し胸がほっとした。
モデルの八海事件は、この映画の製作当時、まだ審議中だったとかで、いろんな圧力が掛かっていたらしい。
よくぞ耐えて、上映してくれたと、感激している。
八海事件は、正義が成されて、無罪を獲得できたようだ。
人間は愚かで間違いを犯す。それを知りつつ助長する事だけは、なんとしてもしてはいけない。