今夜は、夜間の電話当番日なので、
午後3時過ぎに帰宅した。
着替えを終わった時、
忘れものに気づいた。
肝心の転送用電話だ。
電話なしで当番は出来ないので、
すぐにまた、会社に戻った。
戻る道中、ふと気づいた
「お供えの花も忘れているじゃないか」
会社に戻り、電話を持って再度帰宅した。
そしてまた思いだした。
「花を忘れてる」
あぁ!
情けない!
深い自己嫌悪に落ちながら、
再び会社に戻った。
社員の通用口で、ばったり若い社員にあった。
「どうかされました?
さっきは電話を、今度は何の忘れ物です?」
「うん、まあな」