明日はない

曽野綾子氏が久々に新書を上梓されたこを新聞で知りました。「自分の始末」と題する本(扶桑社新書)で、老年をいかに生きるか、についてさまざまな示唆に富む内容が含まれているようです。

 本書の「まえがき」が新聞広告に引用されていました。『「自分の始末」の意図するところは、実はたった一つ、できるだけあらゆる面で他人に迷惑をかけずに静かにこの世を終わることである。 私たちは一瞬一瞬を生きる他はないのだから、その一瞬一瞬をどう処理するか、私はずっと考えて来た』

 キリスト者である曽野氏の歯切れの良い生き様が垣間見えるようです。「一瞬一瞬を生きる」ことは仏教でも同