掌””たなごころ””を彫る

「手は顔についで表情を表わす」・・・と。
手は卑近のモチーフとして、いにしえから彫刻家が用いるところですが、造形的に表情を描出するにはかなり難しいものと言われています。
この手は自由自在な動きによって造形美も豊かですが、バランスを欠くおそれもあります。
手のポーズを構想するとき、我が手をじいっと見つめていると・・・「よく働いてくれたな〜ながらくお世話になったな〜〜」・・・と、つい感情がこもってしまいます。

「掌””たなごころ””を彫る」

”たなごころ”・・・”てのひら”
ここは”心”を表出することに意をもちいて、造形として””たなごころ””を彫ってみ