赤飯で祝う

昨年の秋の夕暮れ
いつものように能登の海辺に夕日撮りに出かけた。
ぼんや〜〜りと座り込み 
沈まんとする夕日を眺めていたところ
横の田んぼで
刈りこんだ稲をはさに架けている老夫婦の姿が目に入る。
おっ!これはチャンスだぞ!
こんな風景にはなかなか出会えないと思い
カメラを向けたところ
おじさんからこわい声がかかる。
“顔を写すなよ”と
“は〜い”と言ったものの
写した写真を見せ了解を取る。

そのとき“こんなふうにはざ架けしたお米は
おいしいんでしょうね〜〜”といったところ
“食べてみるか?”とおっしゃる。
“是非 是非”とおねだりし
住所と名前をいい後