大宰府(第2部) 歴史時代 (昨日の続き)

大宰府と太宰府の違い

  日本書記などは"大″宰府と書くが、"太″宰府と書く古文書も多い。太宰府市・太宰府天満宮などは"太″の字を用いている。
  "大 ″ より "太 ″の の方が "ダ ″ と読みやすいので "太 ″ が誤って使われ、それが慣用されたと思われるが、
  どちらが正しいかの判定はつけ難いようである。
  歴史的用法では「大宰府」とするのが一般的である。
  後出にあるように、大宰府の前身が筑紫都督府であることを考えれば、元の読み方が「おおみこともちのつかさ」であるから、強いて言えば「大宰府」が正しいと言えるだろう。

歴史時代