待ち続けて

庭のフジバカマが盛りを終えようとしている。
ほのかに気品を感じさせる香を漂わせていたのだが、待ち人は来なかった。
北九州の小倉に飛来したとネットか何かで見て、今か今かと気をもんでいたのだが今年はあの美しい舞を見られそうもない。
残念である。
 
さて、このアサギマダラは、北は北海道から南は沖縄・台湾までを行ったり着たりの渡り蝶なのだがそのルートを考えると、昨年、我が家にやって来たことは珍しいことではなかったのか。
何故なら、我が家は日本の西端に位置するところであり、偏西風の影響を受けながらの旅であることを考えれば九州の東南側のルートが妥当な選択となろう。