「ぼくに炎の戦車を」(赤坂ACTシアター)

舞台は、1924年のソウル郊外の村・・・、男ばかりの旅芸人一座「男寺党」による民族楽器を使った音楽とブンムル(踊り)から始まります。

1924年は、1919年に起きた大規模な民衆運動「3.1独立運動」が鎮圧され、運動は地下に潜伏するようになった時代です。
また、この時代は独立運動の影響も有り、総督府は「文治」を進め、統治に利する「国民」(正しくは植民地人でしょう)を創出するために学校を作り、それと同時に、土地の所有権が定かでなかった農地を土地会社や総督府の管理としていった頃です。
しかし、地方では、学校にはまだまだ通う事が出来ない子供が多かった時代でも