幾度となく訪れる明日香の地ではあるが、この季節になるとやはり花を求めて、この地を訪ねたくなる。
穏やかな明日香風と暖かさもまして、もっとも賑わうのもこの季節かも知れない。
そしてふっと、古の人々はこの季節どんな花を愛でたのであろうかと考える。
「かっこう鳴く 声きくや卯の花の
咲き散る岡に葛引くおとめ」 万葉歌
かっこう鳴いて、白い卯の花もクズも咲きました。
万葉の里の長閑な風景が浮かびます。
デジブック『 華やぐ明日香路 』 23景
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