「うーーーーん!」
私は土手の上に両手を伸ばして寝転がった。
頬を撫でる風が気持ち良かった。
久し振りにお父さんの声を聴けて
さっきまで落ち込んでいた気持ちがすっかり晴れた気がした。
「わぁー! キレイな星ー!」
見上げると夜空には数えきれないほど無数の星達が煌めいていた。
七夕のせいか今夜は天の川もいっそうキレイに見える。
「良いなぁー、織姫と彦星は年に一度のデートかぁー。
それなのに、あのバカは札幌だしさぁー」
私はふとさっきのタカシのメールを思い出した。
「そうだ! 絶交メールを送るんだった!」
私はスマホを取り出すとタカシのア