「のぼうの城」は面白かった

昨夜は「のぼうの城」を最初から終わりまで見た。なかなか面白かったが、いかにも日本らしいところがあり、世界的にヒットするには難しいと感じた。
 一番それを感じたのは、最後に降参の条件としてヒロイン甲斐姫が秀吉の側室に入ることを、主人公が承諾するところだ。女性を最大限尊重する米国映画では考えられないことだろう。一般人民の幸福を第一に考える主人公にとっては、まったく自然の展開なのだが、スーパーマンを期待する観客にとっては受け入れられないだろう。大多数の日本人には、仕方のないこととして受け取られ、この映画を評価するのにマイナス要因とはならないと思う。ノブレス・オ