秋立ちぬ

この夏は連日の猛暑で大変でした。数日前から少し涼しくなり寝る時はエアコンを消してもよく寝くれるようになりました。季節の変わり目です。

この夏にあったことをいろいろ思い出します。そして今朝、庭の温度計を見ましたら19度になっていました。

何故か急に寂寥感が襲ってきました。亡くなった親しい人々の顔が浮かび、声も聞こえます。

そこで今朝は「秋立ち」という季語を用いた俳句を読んでみました。そうしたら平穏な気分になりました。

下に私が気に入った幾つかの俳句をご紹介いたします。

秋立つや素湯香しき施療院 蕪村

秋立つや雨後の夕ベは樹も匂ふ 田口泡水