秋・終楽章

冷たい秋霖が降り続く。
12月に入ったばかりの日、急遽晩秋の雰囲気を味わいたく出掛ける。

この日の気温は終日6〜8度。
降り続く雨に冷気が足元から身体を包み込む。
シトシトと降る雨に山がけぶる。
寒いが、それにもまして期待が頭をよぎる。

場所によっては紅葉も終焉を告げるかのように色褪せている。
盛秋には味わえない侘び寂の世界だ。

そんな晩秋と初冬の狭間の雰囲気を味わうことが出来た一日であった。

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