重厚な警察ドラマ「64」(NHK土曜ドラマ)

ピエール瀧と云う「役者」の存在感は半端では無い。

 役者としての基礎が出来ているわけでは無いのでセリフは素人っぽさが全く抜けていない。しかし、デカい顔が良い!鋭い目が良い!眉間の皺が良い!声が良い!

 今回は刑事役ではあるが、「凶悪」の時のやくざ役に匹敵する存在感を出している。
 やくざ役を上手く演じられる俳優は、「どういう分けか?」優れた刑事役俳優になれる・・・、健さん然り、文太さん然りである。瀧さんもそうかも知れない。

 NHKやWOWOWは時に恐ろしく面白いドラマを作ることがある。恐らく、視聴率やスポンサーを意識せずに出来るからだろう。