「豪華客船への反発とその圧倒的な魅力」

ここ数年、豪華客船に乗りませんかという勧誘のパンフレットが数多く来るようになりました。
しかし私はその豪華客船へ対して三つの理由で反発していました。
一つは豪華という言葉が嫌いなのです。戦前生まれ戦後育ちの私は清貧こそ一番良いという教育を受けました。質素こそ和の文化の神髄だとも教わりました。その反対の華美とか豪華はいけないと教わりました。華美や豪華とは見た目は華やかですが、内容が貧弱なことが多いものです。ですから豪華客船という呼び名が嫌いでした。

二つ目の理由は乗船料が桁違いに高いのです。経済的な部屋でも一人三食つき一泊で5万円から10万円します。