行きつけの床屋さんの向いが太宰の下宿だったとは

去る10月15日付「朝日新聞」夕刊の記事を見て驚いた。なんだか見たような家の写真が、朝日新聞に載っているではないか。その家は、wakohがここ20年くらいは通っている理髪店ーというより「床屋さん」と言う方が自然なのだが―の小路を隔てたほぼ向かいの家のようでもある。
 wakohは歩いたり自転車に乗ったりするとき、左右をきょろきょろ見まわしたりする方ではない。どちらかと言えば、まっすぐ前を向いて歩いたり、乗ったりする方だ。だから、どんな家が周りにあるとか、建て替わったとか、どんな草木が生えているとか言ったことには、概して無頓着だ。
 それに反して、家内はゆ