元NHKのスターアナウンサーで退職後はエッセイスト、小説家として活躍中の下重暁子さんが「家族と言う病」を書いて今年のベストセラーの一冊なっているらしい。
引き出しに入っている死蔵図書券を動員して買ってきて読んだ。
読み終わって多くの項目で「なるほどな」と膝を打つこともあるが、「それはないだろう」と異論を差し挟むことも多いエッセイである。
別に家族論(という学問があるかどうか知らないが)という普遍的な理論の話でもないのだからどうしても自分の送ってきた人生とか家族環境とかに左右される話の展開になってしまう。
だからどちらが正しいというの