先月の彩の国川柳大会作品集が届く。
各題の天位の句は、
「才気」 新人の才気鋳型を突き抜ける 上村 脩
「癒す」 写経千巻で浮世の灰汁を消す 西潟賢一郎
「残す」 喉元に刺さったままの棘がある 亀井 哲
「くっきり」 竜巻が隣り同士の運を分け 竹田圭子
「若手」 若者を土産にしたいおらが村 夏目善生
「束の間」 束の間という幸せに踊らされ 田中寿々夢
「独立」 独り立ち旗は振りたい時に振る 西潟賢一郎
「うっかり」 クラス会酔った舌から秘密ばれ 篠崎紀子
目標にしている賢一郎さんは相変わらずの秀作ぞ