春の便り

4月9日の土曜日、札幌交響楽団定期のマチネーがあった。
 プログラムは、「キタエンコ 魂のロシア音楽」と題された、プロコフィエフ「交響曲第一番・古典」、チャイコフスキー「ロココの主題による変奏曲(原典版)」、ラフマニノフ「交響曲第二番」の三曲。
 指揮は1940年レニングラード生まれのドミトリー・キタエンコ氏。チェロはハンブルク生まれで演奏活動とともに、2004年からベルリン芸術大学の教授を務めているイェンス=ペーター・マインツ氏。
 使用楽器は1696年製作のヴィンツェンツォ・ルジェーリとあったが、この豊かな響きは今まで聴いたことのない驚きでもあった。