連載:日々日記

第21回 散髪屋の不機嫌【お兄ぃーチャン】   日記1134

夫婦で千円カットの散髪に行った。
『どうしますか』妻は問われた。
『前の通りが、いいワ』
『 前とか元の通りより何処を、どうしたいと言って 』
不機嫌に畳み掛けた。
隣の私も同じこと言ったのに、
『両横の刈り上げは6mmバリカン』で、よいですね。
別な職人は、流石だ。髪の延びから、元の様子を察した。

男と女のお客で扱う側に違いが在るのかもしれないが、
両者の違い、同じ店での数年馴染みの、理髪師の両人だ。
 
 余程、ご機嫌が斜めだったのか、両者に違いが起きてシマッタ。

私側の職人へ、今回の女房側の不機嫌職人の顛末を告げた。
 ひと仕事終えた不機嫌職人