今月の兼題は、「夏の川」、「金雀児（えにしだ）」、「穴子」であった。

角川合本 俳句歳時記第三版の兼題の説明は次の通り。

夏の川（なつのかは）、夏川、夏河原
夏の川はさまざまな表情を見せる。梅雨の長雨で水嵩（みずかさ）の増したかわ、盛夏になって水が涸れ川原が広々となった川、山峡を涼しく流れる川、青蘆の陰で子供たちが水遊びをしている小川、都会の暑い濁った川と、時期や場所によって趣が異なる。

金雀枝（えにしだ）、金雀児、金雀花
マメ科の落葉低木。地中海沿岸原産で日本には江戸時代に渡来。葉は小さく、細い幹が叢生して、枝先が垂れ下がる。五月ごろ、葉