上中下?

神戸の叔母宅へ着いたのは日曜の午前11時前だった。
叔母が上がれない2階から小荷物を持って降りたら電話中。
  「もしもし?中でお願い”中”よ?チュウウ!」
相手は近くのお寿司屋さんでどうやら出前を頼んでいる。
聴こえて来るのは”中は無い!上か並み?”と言っている。
しかし耳の遠い叔母はしきりに”中にして?”と言うのが笑える。

とうとう最後は”分りました!上寿司ですね?”で切られた。
その後届けられた美味しい上寿司は勿論私の口に入った。
いつも粗末なお粥などを食べているのに本当に申し訳ない。
  「たまには私にも贅沢させてよ?(笑)」
そう言う割りに”