人と屏風は直ぐには立たず

「ひととびょうぶはすぐにはたたず」とは?

真面目、正直一方の人で、曲がった事は
全て嫌いと人物は、この世で暮らして行く事が
難しいと言えます。
ゆとりを持ってている方が暮らしやすいのです。

 犀風は、直線の状態を両側に延ばしてしまうと
立てることはできません。
折りまげてひだを作るようにすれば立つもの
なのです。
このように人間の生き方も、まっとうな事に
強く執着すると立っておれなくなるものですから、
自らを折りまげることも考慮に入れるように
したいものです。

しかし、出典を読んでみるとややニュアンスが
違うようです。

鎌倉中期の説話集「