謙虚な天皇と醜悪な右翼

私自身、天皇制そのものには些か懐疑的な考え方を持っているが、今日の天皇の発言を聞いていると、少なくともこれまで憲法を心から尊重し、象徴としての立場を愚直に守り続ける老人の姿を見た感じがした。

 差乍ら老舗の暖簾を守り続けた親父が、そろそろ息子にその座を譲らないと・・・と思っていたが、なかなかそれが許されない環境で、このままでは自分の葬式と息子の門出が一緒になってしまうと言う焦りが、何とも微笑ましくも見えた。

 日本人の統合の象徴と言う地位が、どんなものなのか?この老人は神から人に変わった父親の姿を見ながら自分なりに考えて来たのであろう。

 父の犯し