連載:「80歳にして想う日本民族とは」(6)

「80歳にして想う日本民族とは(6)米国との戦争と民族文化の変貌」

老境になると、少しばかり此の世から離れて日本民族というものを客観的に眺められるようになります。

もう何年も書きたいと思っていることがあります。
それは太平洋戦争で日本がアメリカに徹底的に負けてしまったことです。
敗けただけではなくその後の6年間、全国の津々浦々をアメリカ軍が占領していたことです。
そしてさらにサンフランシスコ講和によって日本が独立した後もアメリカ軍の軍事基地が全国にあり続けているのです。
戦後の71年間、日本には圧倒的な軍事力を持ったアメリカ軍が駐留しているのです。
その上、日米間には安保体制が継続し強固な同盟関係にあるのです。